退却神経症

出世したいとは思わない、恋愛もわずらわしい、ましてや「人生の墓場」といわれる結婚なんてまっぴらという若者たちが増えています。

 

無邪気で意欲のない生き方、かといってすべての欲を捨てて仙人のような生活を送っているかというと、そうでもありません。自分の興味のあることとなると意欲的になり、目の色を変えて熱中するのです。

 

退却神経症の背景には、恵まれた環境の元で育ち、家が裕福なので仕事をやめても生活には困らない。両親ともまだ元気で日常生活上なにかと面倒をみてくれます。つまり、自立する必要がないのです。

 

なんの問題もなく生活していけるので、適当に無気力で仕事をしてお金がたまったらそれを自分の趣味につぎ込み、一人で部屋に閉じこもってひっそりと趣味を楽しむ。

 

退却神経症の人の多くは、「誰に迷惑をかけているわけでもないので問題ない」と考えており、周囲がいろいろ忠告をしても耳を貸そうとせず、治療さえも受けようとしません。

 

この病気は傾向が強くなると、うつ状態になりますので、本人が異常な状態であるという自覚を持って治療にあたったほうがいいでしょう。

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