定年前うつ病
仕事一筋だった会社人間が定年退職後に生き甲斐を喪失してうつ状態に陥ってしまうものです。
猛烈に働き続けてきた彼らは仕事以外に時間の過ごし方を知らない為、家にいても何もやることがありません。
これまで家庭をかえりみてこなかった為に、家族からも孤立してしまいます。その結果として、次第に生気を失ってしまい、人が変わったように老け込み、うつ病にかかる人が増えてきています。
このような定年前うつ病は、プライドが高くて、エリート意識を持って生きてきた人に多くみられます。
定年になって会社の肩書きや名刺がなくなったら、ただのおじさんになってしまうという目前の恐怖が彼らを襲うのです。
そうした定年後の人生に対する恐怖や不安が精神的ストレスとなり、うつ状態や身体症状を引き起こすわけです。
また定年が近づいて「もう誰も相手にしてくれなくなる」と思うと家族をはじめとして周囲から同情を得る為には病気になるしかない、逃げ場は病気しかない、といったある種の「甘え」が生まれ、それが様々な心身の不調となって現れると考えることもできます。
普段から仕事だけでなく、家庭の人間関係も大切にしておくこと、生き甲斐や生活についてのビジョンを早くから考えておくことが予防法といえるでしょう。

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